朝晩が少しずつ寒くなってきましたね。
私は3年ぶりにマラソンに挑戦しようと少しずつ練習するようになりましたけどやっぱりコロナマスクで肺活量ダメになりましたね~
これはThe Royal Orde / FIRENZE
Designer MEINIロレンゾさんが作成したリングの拡大ビデオです。

まず、驚くのがこのiPhone14PROの画像クオリティーの高さです。
金属の粒子すら見れそうな位の鮮明な映像。
取引先の大阪梅田H百貨店の売り場にて試し撮りをして感動その場でポチッ⭐️購入しました。
ここが匠文字色
よく見るとこのリングですが、彫刻刀で角のケバだった部分が削られており肌に引っかかりがありません。
つまりこの側面に付いているピンクゴールドの蔦文様も何度もコテを入れて整形してるのがこの動画にてわかります。
匠ですね。
私は20年お付き合いしてますが、ここまで凄まじく手の込んだものだとは思いもしませんでした
15年前にスリランカ島に住み宝石を取り扱い、石の大きい小さいクオリティーの高い低いでリングの値段が高い安いなど商品の良し悪しの判断材料としていました。
こういった手作りで作家の気持ちが込み入った芸術品は、単純に素材の良し悪しで値段が決まっている部分ではないと改めて感じました。
内部膝靭帯を怪我しちゃいました。汗💦

皆様すいません早く治します。
さて今日もフィレンツェより届いた傑作をお伝えします
エメラルドのリングをルネッサンス様式にて加工いたしました

素晴らしい色のエメラルドを基調としたリングでございます。
やっぱりエメラルドの色は青竹のようなグリーンかつブルーのこのような色は美しいです。
この色に対してルネッサンス様式のイエローゴールドは最高に相性の良い地金の色となっています。
風呂敷にいただいたままもう10年も金庫の中にあった

お母様が使われていたエメラルドのリングを見せていただいた際には、風呂敷にいただいたままもう10年も金庫の中にあったとの事でした。
お母様よりいただいたバケットカットのダイヤが取り巻く。
かつての宝石屋さんがいわゆる“プラチナ製ダイヤ取り巻きエメリング”
と言われる物。
高価であった事はわかるがデザインが … でした。
そろそろデザインを変えてみたい
デザインを変えたいが、今までと同じ様なものに大金を叩くのであれば、新しいブランド品を買った方がいい。
大切な贈り物は金庫の中で忘れ去られていた…
全部のダイヤモンドも使って作り替えたい
以前のリングに使われていたバッケットカットのダイヤモンドも全て使って作り替えたいというご希望。
ZOOMにて打ち合わせをイタリアサイドとお話しし、この様なデザインとなりました。

こちらはお客様のご希望により、初めての試みで世界でも唯一のデザインとなります。
デザインを書き直し
このお話を伺った際に、横の指にあたるのではないかなと気になり再度書き直し。
ちょうどダイヤモンドの大きさと配置した位置が相性が良く、横の指にも当たらずほんとにすっきりしたデザインとなりました。

バケットカットのダイヤモンドはリングの側面に配置され、とてもドラマチックなデザインとなってます。
フルオーダーとは
実はこのお客様の希望を叶えるべく…
イタリアの彫金家にダイヤモンドが指の当たる位置やダイヤモンドが美しく見える設置レベルと留め方等幾度となく口論となり…
終いには
dimannging man `要求ばかりの‘男‘
俺のところで注文を受けず他で作成してくれ!
とまで言われてしまいました。
長年の友であるイタリア人の彫金家の職人さんですが、
いい加減には仕事請け負えないので、何度となく注文を確認し、ぶつかります。
フルオーダーは今までにないデザインの提案となるので、よくこういう事になります。
しかし、私の親が亡くなった際に一番にお悔やみを送ってくる程の付き合いです。
アリカコレクション以外でこの様な関係を築けている所はないでしょう。喧嘩してもわかってくれると信じれる友です。
だから我々は、日本の最高峰の小売店やお客様にも胸を張ってお薦めできるのです。
なるべくして出来上がるデザインのマジック
お母様が使用していた宝石がうまい形で新しいデザインにマッチした最高の仕上がりとなりました。
何もかもがうまくいく
そういうものは、
やっぱり偶然の産物であったとしても何かなるべくして出来上がった感じがこちらとしても嬉しい。
長年風呂敷に巻かれて使われなかった形見のエメラルド。
デザインが変わった事でまた出番が回ってきそうです。
しっかりこれからも新しいご依頼主様とともに素晴らしい思い出を作っていっていただきたいと心から思います。
さぁ今日は、イタリアより今月のロイヤルオーダーフィレンツェの注文品が届きましたのでいくつかご案内致します。
こちらはスリランカ産ムーンストーンをルネッサンス様式で仕上げたリング。
ムーンストンはスリランカにて多く良質の物が取られます。
大きな綺麗なものいまだに見つかっており、大きなものでは、ダチョウの卵?
サッカーボールより少し小さいというのか?
ハンドボールの卵?
話題がオリンピックになりますね~
K18WG/PG MOONSTONE RING
ムーンストンとはあれのことよ
ムーンストンはスリランカにて多く良質の物が取られます。
MOONSTONE/SRILANKA
大きな綺麗なもの未だ見つかっており大きなものでは、ダチョウの卵?
サッカーボールより少し小さいというのか?
ハンドボールの卵?
色も今回のオレンジ系、グレー。
表面にはシラー(sheen)と呼ばれる積層結晶構造から表面の遊色効果が美しい。
淡いグレー色の宝石にはブルー、その他は白の反射による色彩変化が現れると高価になる。
色彩のマジック
人気のピンク系の宝石の色目を生かすピンクゴールドが甘いカジュアルな雰囲気をより強めている。
ピンクの石はちょっとという奥様に…
色彩からガーリーで安くっぽくなる所がならないルネッサンス様式の彫金が絶妙ですね。
洗練されたルネッサンス様式の彫像
葉っぱを基調に彫りめぐらされたルネッサンス様式の彫金(エングレービング)
フィレンツェの街の紋章である百合のデザインが石を受けてます。
真ん中の百合の花びらがピンクその他の色がホワイト。
なんともロマンチックな粋な計らいです。
彫金は、深すぎず浅過ぎず指あたりを考えたデザインとなっている。指が重なる部分には彫金はあまり目立たないほど。
石を止める爪の部分にも彫刻が施されており圧倒的な技術力を示した。
手間ひまかけた仕上がりとなっています。
フルオーダーメイド
フルオーダーメイドになると、石の大きさや色目から全体のデザインお客様のお好みに合わせて1からイタリアの工房作家と打ち合わせし決めて行きます。
使いやすさや好みを表現するため熟練の職人の意見を元に作り上げてゆきます。
ここにはアリカコレクションのロイヤルオーダーの経験も配慮し
打ち合わせから、輸出加工輸入納品まで。
一つ一つ間違いのないようにお客様にお届けすることを最優先に考えております。
御用命は取り扱い店の担当者迄お尋ねください。
宝石は永い年月をかけ、地底のマントル近くの層で高温高圧の元で元素が突然異変する
ただの石ころが何億年も時を経て、だれもが心を奪われる宝石になる
その宝石を美しく見せる宝飾品はどうやって作られているのだろうか?
フィレンツェの宝飾工房の様子
今回は、フィレンツェにある宝石工房での加工の様子や大切にしている部分を映像にいたしました。
20年近くオーダーのお手伝いをしてきましたので、知ってるという方も多いと思いますが…
この映像は某百貨店のVIP顧客向け展示会にて
『イタリアフィレンツェ宝石工房の様子』を掃海するために製作されました。
よく見かける大量生産の宝石とは違った
完全ハンドメイド。フィレンツェの伝統的な作り方にて
一つ一つ面持ちが変わるのですが、宝飾が作られてゆく流れを見ていただければありがたいです。
日本では私彫ることしかできないのですが…
と言い出しそうな熟練の職人達
彼らがプライドを持って
技術を惜しまずに一つの請け負った作品を作り上げてゆく姿を表したかったのですが…
どうでしたでしょうか ^^?
この『#ALIKACOLLECTION_FIRENZE 』がお好きかどうかはさておき
長い年月をかけ生まれてきた宝石が彼らのような情熱ある職人によって作り上げれられていると思うと
改めていつも大切にしている宝石を今日は磨いてみようかなと思いますね。
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Ciao !
今年は新春より雪山に出かけていました。
何年ぶりでしょうか?
はしゃぎすぎました。腰~(汗
田沢湖スキー場 /CANON EosR6 RF24-70mm
今年も『The Royal Order Fair』始まる!
『The Royal Order Fair』(本企画内容は、ALIKACOLLECTION OFFICIAL BLOG を御覧ください) という名前でイタリアが中心となりますが、海外にてお客様のフルオーダーや宝石をあづかりリフォームオーダーのお手伝いを20年行ってまいりました。
やっぱり、従来のありきたりなデザインではなく、海外の工房で自分の好きなデザインを注文できれば最高ですね。
今回は海外で宝飾品をリフォームオーダーをする上で10点の良い部分と悪い部分とをお伝えします。
instagram alikacollection_jp より
① 海外の工房で宝飾品を作るも挫折の日々
② 西洋美術宝飾は西洋人のものだ
③ 日本ではプラチナ製宝飾品の要望が多い
④ 海外で宝飾品リフォームを行うと良いところ
⑤ 海外で宝飾品リフォームを行う問題になるところとAnswers
① 海外の工房で宝飾品を作るも挫折の日々
海外の方が着物を着ているの姿を見かけます。
京都出身であるので子供の頃から着物を身近に見てきた私からすると、彼らが裾が短かったり左前であったり。
そもそも白人の足の長いかっこよいスタイルが着物姿が和着物に馴染んでいるものからすると違和感を生みます。
着物の色彩感覚は自国にない日本独特のもの。
日本の文化を欧米にて表現するジャポニズムと呼ばれる彼らが考える和洋折衷はどことなくむず痒くなる部分がある。
また、日本の着物からインスピレーションを得て有名ブランドが着物からデザインした洋服もどことなくとっつきにくいのは、やっぱり日本の着物は日本の気候や食べ物、環境が作り上げたもので、オリジナルにはオリジナルの歴史があり、どこまで新たなものを考えても模倣ということになるからだと思う。
ヨーロッパを仕事で歩くと、美術宝飾文化がより強く反映される西洋の宝飾デザインに関心と尊敬を強く感じます。
その国や街でしか作り得ない物作りなど、今日本で見かけるやデザインや色使い、宝飾品に使われる名前まで由来は欧米
にあることが多い。
そういったものの本質にすごく興味をかんじてきました。
私事ながら…
2004年頃。
スリランカ民主社会主義共和国にて良質な宝石獲得し輸出するべく駐在していた。
安価で手に入る良質な宝石をできるだけ安くお届けしたいと、ALIKACOLLECTIONのオリジナルブランドを作る工房をスリランカ人の職人15人とともに立ち上げた。
彼らとは息もあったし、朝から晩まで必死になって作りたいものを伝えた。
彼らはそれなりに上手くデザインを作れた…
何度も何度もやり直したがしかし何かが違うと感じて製品化を諦めた。
スリランカには素晴らしい天然鉱物が安価で手に入る環境ではあったのですが、スリランカの人々が作り出すものにはなんとなく馴染みのある西洋美術宝飾にある美術性がないと感じたのです。
宝石の色彩感
メレダイヤモンドの大きさの選定
小さな宝石留めの処理や細かい加工のズレなど。
私は西洋美術宝飾に当然備わる意識をスリランカ産に宝飾品に求めていたからでした。
それ以降は、スリランカでの製作から撤退し最高の宝石だけをお客様にお届けするようになりました。
15年以上経過し当時のことを振り返ると、価格を抑えることだけを重んじるのではなく、
大切なデザインの部分(西洋美術デザイン料もしくは物価の違いとも言えるかもしれません?)を重視した輸入や宝飾文化を感じる商材の発掘はALIKACOLLECTIONのポリシーとなっています。
② 西洋美術宝飾は西洋人のものだ
熱帯雨林気候下で、4つの宗教で入り混じり、手でカレーを流し込む食事のスリランカにはとても美術宝飾の文化を根本から伝導する事はできなかった。
生まれた頃から色彩とふれあい、四季の中で服飾を楽しみ、食事も色々楽み、多くの調度品に囲まれた家に住む。
衣・食・住。
西洋文化に囲まれて生きてきた人たちの作り上げるものは、個人で学んだ技術や美意識だけでは追いつけない遺伝子レベルの才能が身についていると感じます。
言い換えると運動選手で言う身体能力やノーベル物理学賞受賞者の知力IQのようなものだ。
もともと生まれつき身についている知識やセンスまでも、西洋美術宝飾のデザイン力やもの作りに関しては西洋人のものという根本的な事情がある。
西洋のデザインは西洋の中でしか作り得ないと思っておりオリジナルを楽しみたい方にはオリジナルを輸入するしかないと提案します。
③ 日本ではプラチナ製宝飾品の要望が多い
イタリア製宝飾品はプラチナ素材は殆ど使われない。(以前のブログ参照)
街を歩いていてもプラチナ製品に出くわすことは稀で見つけるとフランス製の輸入物であったりします。
イタリア産美術宝飾は18金(純金である24金に25%の異鉱物を混ぜる)にて加工が行われます。(14Kや9Kも存在しますが ALIKACOLLECTION では取り扱いしません)
イタリアのゴールドスミスは、”軽くて強く資産性のある金製品”を”歴史の浅く柔らかいプラチナ製品”に変える必要がなかった。
一方日本では未だにプラチナ製となると高価で上質であると思われている方も多い。
もちろん間違いではないのですが、プラチナでないと買わないという方には、だいぶ18金ホワイトゴールドの製品は日本にも浸透しましたが、リフォームを提案する際に理解いただけない部分となっています。
④ 海外で宝飾品リフォームを行う良いところ
1.デザインが美しい。
ヨーロッパのデザインができるまでの歴史が古く、よく見かけるモチーフはかなり長い間存在している場合が多い。そのため洗練されておりすぐには真似ができない。
2. 長く使えるデザイン性
流行り廃りを追いかけすぎない海外の国民性はコンサバである。
その土地に伝わるデザインは数100年経っても同じように作られている。長く所有していても飽きが来ないデザインが海外でのオーダーの醍醐味の一つ。
3. 宝飾品が、使う毎に自分の生活にあい変化する。
海外のデザインはなかなか同じものに出会わない。職人がお客様の宝石に合わせてデザイン提案する。
故に、唯一無二の作品となるの。
出来上がりのものは手作りであるがため、角が尖っていたり、分厚すぎたり、人の手が入って作り上げられた物。 身につけて行くことでより丸くなり、必要な部分は残り不必要な部分は削られていて完成度がましてゆく。
特別な逸品は貴方様とともに成長し完成度を増してゆく。
4. 海外でのオーダーメイドであることが誇り
母親が長年コレクションしてきた宝飾品を見るとその時代の好みや色彩がわかる。
この宝飾品はあのときつけていたとか、大事な勝負の日にはこれだったななど楽しいものです。
たとえ誰かに譲る際にも、自分の大切にした思い出が見て取れる手の混んだ海外でのフルオーダーんのこだわりは、高価なダイヤモンドにも負けない大切な贈り物となる。
5. 製作者の事がわかり、間違いがない
手術をする前に担当医と打ち合わせをするように、デザイナーや職人とお話することでデザインの本質を知ることができます。
何年後かに再び再開する際の喜びが湧く。
一からもの作りをすることで、宝飾品を通して通じ合うものが生まれます。そういった関係を楽しめいつか作家が来日の際にはお会いできるようにお声がけいたします。
⑤ 海外で宝飾品リフォームを行うと問題になるところとAnswers
1. コミュニケーションがうまくとれない。
もの作りは作家の人柄や感覚によって初めの打ち合わせと出来上がりの違いができてくる。この部分は作家が良かれと思い手を入れるのですが、『The Royal OrdarFair』では初めに打ち合わせた図面の通りお作りいたします。
Ans-20年のキャリアがある営業スタッフがお客様に変わってデザイナーと打ち合わせをいたします。 また、ZOOMにてその打ち合わせにも参加いただけます。
2. デザインがわかりにくく?出来上がりが不安。
イタリア人は、ウインドウショッピングが大好き。気にいると店に入り道草。
試着して着回して何も買わずに悪びれる様子もなく「あばよ、CIAO!」的に店を去る。
彼らは流行りものには敏感であるが、良いものを誰がなんと言おうとも良し!とする個性は自分の好みを知っているからできることで日本人と少し国民性が違う。 高価な買い物をする際にも、今後数十年行うリフォームオーダーも間違いのない選択を判断早くさらっとする。
Ans-『The Royal Ordar Fair』の期間は沢山のサンプル輸入しております。
3. デザイン細かい要望が聞いてもらえない?
Ans-事前のヒアリングからZOOMにて打ち合わせを行う事により、細かい打ち合わせや変更も対応いたします。
4. 宝石を預けて大丈夫?
Ans-取引先や代理店は皆一流の宝石店にてその名にかけても間違いが起こらないようにいたします。
打ち合わせの内容をオーダーシートに細かく記載し間違いのない制作を行っております。
宝石には保険もかけます。
20年の実績の中で石がなくなったということは一度もございません。
5. イタリア人はいい加減で調子がいい?
よく靴を買うと、箱の中に左と左の靴が入っておりお金が帰ってこなかった等の笑い話がありますが大丈夫でしょうか?
Ans-日本の商社が入り国外に出国する際にも税関に事細かく申告するゆえ間違いは起こりません。
色の違いが臭いの違いなのかと小さい頃は色紙を食べてみたりもした。私はいつも赤が好きだったような記憶がある。
Florence fun
山に囲まれた盆地の街フィレンツェは京都と同じく夏は暑い
扇子は世界各国で目にしてきたが、フィレンツェの扇子はどことなく和の匂いがする。
ALIKACOLLECTION/アリカコレクションのロゴはこのように入る予定だが出来上がりはまた後日報告。
それより何より、この扇子もイタリア人の手作りなので、予定以上に時間がかかりそう。
暑い盛りにある9月のALIKACOLLECTIONに無事間に合ってくれれば良いのだが…いつものイタリア人気質が出てこない事を願う。
ALIKACOLLECTION 2020 AUTUMN KYOTO
日程は2020年9月9日(水)・10日(木)
今年も『ALIKACOLLECTION 2020 AUTUMN KYOTO』を開催する運びとなりました。今日はこの内容はこれだけ。
(Official WEBの準備ができましたら詳細内容は改めて後日ご案内いたします)
中止となりました。(8/7記載)
紙の匂いに感謝
紙は素材の草や水、顔料によって発色が変わる。その街の環境や文化を持って作られるので、紙の香りを嗅ぐと訪れたその街を思い出す。
「フィレンツェの人々が自分達の宝物として大切に守り、 ほとんどのものが世界文化遺産として我々の目に直接語りかけています。私達はこの豊かな街で生まれその歴史を今に伝える宝飾品を輸入し続け 日本の皆様に紹介出来ることを幸せであると感じております」
~MESSAGEはALIKACOLLECTION 創始者の言葉~より
この仕事をしていると、長い年月の中で作り上げられてきた他国と日本との文化違いを良くも悪くも楽しみながら、ご案内出来ることを心から幸福に感じる。
アリカコレクションのご案内するものからも、紙の匂いの様に独特の匂いを感じていただけるよう、これからも日々努めていきたい。
FIND ME
【Official WEB】https://bit.ly/3guw4rR
【instagram】https://bit.ly/31hZTpi
【Official Blog】https://amba.to/2Dkja1b
今回はこのフィレンツェの彫金をご紹介いたします。
非産業的な宝飾文化を味わう
‘より産業的で均一な品質。効率的に利益を上げて現代の流行り廃りに乗り遅れないようにする‘
今では当たり前の現代の産業構造のもと、
絶滅の一途をたどる、数少なくなったイタリアフィレンツェの彫金工房はいまだに手作りにて時間をかけて宝飾品を作ります。
18金の板を折り曲げ、穴をあけたり表面を傷つける事ことにより、宝飾品に息吹を吹き込んでゆく。
フィレンツェのルネッサンス文様を思う存分堪能する
FIRENZE/フィレンツェは英語ではflorence (フローレンス)と表現されます。
ローマ時代の花の女神フローラが住んだ街が語源となります。
この名の通り、丘に囲まれた美しいこの街で産み出される芸術作品のモチーフには、
その土地を示す草木にちなんだ文様が多く、ルネッサンス期の宝飾にも多く使われたことからルネッサンス様式とも呼ばれます。
ルネッサンスのモチーフは、永年の宝飾の歴史の上でもしっかりと浸透し、現代の宝飾メーカーが作り出す宝石デザインにもしっかりと色濃くその表現豊かで暖かなデザインは世の中の女性の胸元をかざっております。
MANETTI FIRENZE 作
~マエストロ来日~
技術を身に着けていなければ形にならないこの技術は「エングレービング(彫刻掘り)」と呼ばれ
その製作工程のタクトを取る職人をマエストロと称し熟練の職人としてあがめられます。
マエストロとなった職人は、世界中より顧客が殺到しその注文をひとつひとつ丁寧に請け負います。
職人の街フィレンツェならではの職人に対する感謝の気持ちをこめた最高の呼び名。
マエストロはその呼び名に恥じぬように一点一点に創造と技術の全てをこめる。
2019年2月
アリカコレクションは 「THE ROYAL ORDER FAIR」として
2019年2月にイタリアフィレンツェよりフィレンツェでも新進気鋭のマエストロ LORENZO氏をお招きし
このフィレンツェの伝統を皆さんの前で披露いたします。
もう弊社とは15年以上のパートナーとなっており多くの日本マーケットのお客様にも認知されている、
2006年度ペルセオ賞を獲得した職人です。
来日日程等が決定いたしましたらご報告申し上げます
ALIKA COLLECTION 2019
THE ROYAL ORDER

日常の時間を豊かに変えてくれるノート
今日はちょっとこだわりのノートをご紹介致します。
いつも包装紙を作っていただいている工房 にて作られるノートです。
豊かな書き味
よく似たフィレンツェ紙を謳う紙はありますが、アリカコレクションが長年使う老舗工房の紙は、インクがよく走り、裏抜けが起こりにくくしっかりとした濃淡が出てくれます。
カリカリ…っと小気味好くインクを走らせる
時間をとって書くことは、自分を見直す事だ
インクの匂い
スケッチにも良い
いつか行ったあの街を思い出し…
字を書く事はいつもの事ですがきれいに書こうとする
年始の手帳をいつも持ち歩いている様な気分にしてくれる…
高価なものはその価値がある
フィレンツェ伝統の縫い上げ式
一点づつ昔ながらに手作りで作る製本されたノートは味わい深く作りが違います
今は日本では珍しくなったコットン製のしおり紐もレトロを感じさせます。
お気に入りのノートはペンを持つという最近失われつつある日常すら楽しくさせてくれます

ALIKACOLLECTION
ピンクマーブルノートはこちらからご購入できます
しかし、半年ほど前よりその紙が日本に入ってこなくなっていた。
数十年使い続けている紙だったので大切にしていたのですが、工房から送って来なくなりもう封筒がなくなり代用の物でまかなっていた。連絡するも、返事もなく困っていた。
世界基準の紙は有名メゾンも愛用
この度の訪伊で新たな印刷屋さんを探そうと日本でも知名度のある印刷工場に足を運んだ。
フィレンツェから車で1時間。
素晴らしい自然に囲まれた丘に囲まれたイタリアトスカーナ州の景色の良い街。

製品を見せてもらうと、なるほど日本の百貨店にも並ぶ現代印刷の間違いのない整然とした作りや伝統をうまく取り入れた新しいデザインは色のトーンも美しく、量産もでき、オリジナルを凌駕している。
この経営者は本当に優秀な人物。
ここの紙は、今まで使用していた手でこすると色が落ちる金箔など使っておらず、当たり前のようにあってはならないミスなど微塵も無い完成された世界基準の紙だった。
フィレンツェを代表する世界的な靴メーカーも注文するとオーナーさんの綺麗な強気の英語で説明を受けた。
人懐っこい紙
近代化されたショールームにて、ALIKACOLLECTIONの専用の紙を作る話をしていましたが、なにか先代から使うボロボロの産業的でない爺さんの手作りの紙が頭から離れず躊躇してしまった。
中途半端なアースカラーであったり、赤が風化したような朱色であったりなんとも言えない固有性が私には愛着があった。
そのすれた色合いが全ての色にマッチしている。そこが最先端のものと比べるとどこかしら人懐っこさとすら感じてた。

フィレンツェに戻りダメ元でじいさんの工房に出向くと、一年も前に注文したものが『出来上がっているよっ』て。
少し病気を煩わせていたようです。
工房の傍には、ジョージブッシュやヒラリーなど歴代の要人と共に笑顔の若かりし爺さんが得意げに写っている写真が大切に貼られていた。
アリカコレクション
S
あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
おかげさまでALIKA COLLECTIONは今年創業40周年を迎えます。

FECAROTTA BATTERFLY
by
ALIKA COLLECTION

バロックパールとピンクサファイアのブローチはパールにて花を形どったデザインは、迫力があり見るものを引き付ける。

158704
MADE IN ITALY
~ALIKA COLECTION2014 WINTER & COMING SPRING IN YAMAGUTI~
皆様よろしくお願いいたします。

K18WG PG dia RING

蛇に代表される爬虫類や昆虫などは、西洋ではとても人気のあるモチーフです。
フランスナポレオン皇帝時にエジプト遠征を達成し、「図録エジプト」を発行する事により。
古代エジプトプトレマイオス朝のモチーフが当時流行。この流れが宝飾文様として今日にまで続いていると思われています。
小生がよく訪問するイタリアでも、蛇は知の神様として特に医療関係の紋章として使われます。
「日本でも、白蛇をみると良いことがある。。。」なんて昔聞いたことがあるやら。
しかし、日本でこれを売るのはほんとに大変。なにせ、蛇に理解をしていただく事からの紹介ですから。
アンティーク相場では、蛇は2タイプのデザインに分類される。
● 「OUROBOROS ウロボロス」
しっぽを口にくわえ円状になった物。リングやブレスでよく見かけます。海外ブランドのカルティエ、ブルガリ、ブシュロンなどで最近見かけました。
意味は永遠や宇宙を意味するとの事。

ん?
これは、蛇なのか???
在庫なので、よしとしよう。
・「CADUCEUS カドーシアス」
ヘルメスの杖と呼ばれる。先端に2枚の羽根がある杖に、2匹の蛇が絡み合ったデザイン。
意味は、平和、商業、医術。

かのビクトリア英国女王も、
「即位後最初の議会に蛇がコイル状に巻きついたデザインの腕輪を着用された。」
「夫アルバート公より贈られた婚約指輪は、蛇のデザインであった」 とのはなし。。。
SALON D'ALIKA KYOTO/ サロン・ド・アリカ 京都

勿忘草(FORGET ME NOT FLOWER)
なんて切ない響きなのでしょう。
歌手尾崎豊さんの曲でも表現された。
切なく、控え目な野花。勿忘草。。。
この花をモチーフにした宝石デザインにもすてきな物語が伝えられています。

”FORGET ME NOT FLOWERS”
GIMOR/MILANO作
侵略戦争を繰り返したナポレオン死後、フランスは改めブルボン王政を復活させました。
19世紀初め。荒廃したヨーロッパ中から、安定した平和や平凡といった生活を求めるセンチメント(情感)を求める美術感が広がりだします。
この頃イギリスは、ジョージアン~ヴィクトリア時代と呼ばれた時期。
ジュエリーデザインにもこのセンチメンタルを求める事が流行ります。
ファッションアイコンであったイギリスヴィクトリア女王は、"庭園文化"を小さな宝石の中に求め、花咲く庭園”安らぎ”を見出します。

”TOURMALINE with Forget me not flowers”