fc2ブログ
京料理 西陣万重

k389400v.jpg 
Meini先生と併せ「西陣の万重」にいきました。
文化あふれる建物と伝統ある京料理。
今の時期は、ひな祭りシーズンにて梅をあしらった料理がふるまわれ、皆様とても喜ばれました。

何より、鯛のあら炊きは絶品。
イタリアンも、薄味の京都風味より濃い味は分かりやすく喜んでいただけました。

k389400ps1.jpg 

ごちそうさまでした。

関連記事
The 50th ANNIVERSARY PENDANT

昨年度世界的登山家でいらっしゃるE様が登山家として50周年を迎えられ、南米アコンカグア山(6959M)登頂をされました

IMG_3050.jpg
【ご自身で記念に写された貴重なお写真】

その記念としてペンダントをおつくりさせていただける為、来日中のイタリアンジュエリー作家 MEINI氏にデザインの打ち合わせをいたしました
抜けるような青空と険しい南壁を表現すべく立体的に18Kホワイトゴールドとイエローゴールドを使い表現します

一体どのような仕上がりになるか?

注文が殺到している為、半年となります

IMG_3049.jpg
【イメージ図】

イメージの絵は、かなりしょぼいが。。。大丈夫か??
フィレンツェ/イタリアに伝わる伝統の技術にて彫金を施されます。
素晴らしいものが出来るでしょう。


出来上がりが楽しみです、UPいたしますw
関連記事
Lorenzo MEINI/ ITALY FIRENZE 来日

フィレンツェにて長年にわたる彫金技術を継承する作家(マエストロ)です。
とても高度な彫金技術にて、18金の板に細工を施しデザインを作り上げます。もちろん、宝石装飾やファッションを考慮してデザインは決められます。


忘れな草文
K18WG ダイヤモンドスクロール文様ペンタント

これから2週間の滞在予定。
どのような人や宝石との出会いがあるか楽しみです。
アザミの花
K18PG/WGアザミ文 ブローチ
正直、小手使いや彫金力はこのクラスになると芸術の域に達するね。


さぁ。決戦前に。
今日は、お好み焼きか、焼き鳥か?はたまた串カツか?
好みは知っているから。。。

京都のうまいもの食べにいこ。

おK

サロン_convert_20101211171924 

サロン・ド・アリカ 京都 / イタリアンジュエリー 

関連記事
アリカアンティークコレクション ART-DECOダイヤブローチ

アールデコ期(1925年から1940年頃)
アールヌーボ期後のヨーロッパにおいて第一次世界大戦後の芸術活動期間。
女性の市民権の確立や工業性と実用性の必要から、前出のアールヌーボーとは一線を画す。


幾何学的な時代のデザインは、エレガントで上品。
研ぎ澄まされたシャープなデザインは、大人の女性を演出するデザインとして一世を風靡しました。

●アールデコ期 ダイヤモンドブローチ
DECO BROACH  
このダイヤモンドのブローチは、この時期にイタリアの宝石商にて作られました。
多くのダイヤモンドが、ラウンドカットでありながら、立体感を考慮しながら直線的にセッティングしております。
力強いデザインのアウトラインに反し繊細なダイヤモンドセッティングのデザインは、身につける方を凛とした印象をあたえます。
完成度の高い逸品です。

アリカアンティークコレクション
SDA 
サロン・ド・アリカ 京都/ Salon D' ALIKA Kyoto
清水
関連記事
アールヌーボー期 (1880年から1910年頃)
ART-NOUVEAU

主に自然や植物のような生命の息吹を感じさせるモチーフが使われ、流れるような流動曲線が当時の流行を独占する。
日本美術(ジャポニズム)が、ヨーロッパ文化に浸透した時期でもあり多くの作品が残された。

ガレやドーム兄弟の作品はその代表例である。
印象派が活躍する美術業界には宝石にも同様に影響を与える。
フランスバンドーム広場にて店を構える宝石店が活躍をする。

関連記事
イタリアンジュエリーデザイン / ITALIAN JEWELRY
イタリアの宝飾品は長年培われた伝統と技術を駆使し作り上げられる工芸品です。

特に、かつての素材主義(動産的要素)から近年は特にファッション性重視の実用主義に意識があります。
これは、小さな工芸品に最高の技術を使って作り上げる美術品であると意識されているからとも云えるでしょう。

デザインには、風土・歴史・戦争・文化・支配者(国)・産業等が影響しています。
これらの傾向は、長靴の形をした半島を3分できると思われます。



Comtemporary
IMG_2711_convert_20101211170942.jpg北部;ミラノ、バレンツァ
高所による酪農・羊から繊維工業が発達した街。
ミラノ 世界有数のファッションの街。
バレンツァ 100年ほど前から彫金師が集まる。現在ではモダンなデザインの多くがこの小さな町から生まれ世界の女性を飾る。この2都市の装飾感はモダンであり、世界のデザインの中心であり続ける。
ルビー・ダイヤリング/GIMOR作



Traditional
GIOVANNI_convert_20101025232233_20110202213246.jpg中部;ベローナ、フィレンツェ、ヴェネツイァ、ローマ
紀元前最古の彫金の卓越していた民族エトルリアが住んでいたエリア。その末裔が作り出すデザインはハンドメイドのオリジナル性の高い工芸品は、今なお大切な技法として受け継がれている。
フィレンツェ、歴史上芸術開花ルネッサンスが起こった場所として有名。ハンドメイドで作られる芸術は、当時と代わらず工芸品に現れる。


エメラルド・ルビー・サファイア・パールブローチ/GIOVANNI MANETTI作




Classic
ティアラのコピー_convert_20101103102339南部;カプリ、ナポリ、シチリア、シチリア
地中海を隔てた異大陸からの文化、宗教観との戦いであった。混ざり合った文化はイタリア中でも特に独自の発展を示す。
かつての古き良き時代のイタリアらしさの残った工芸品(ゴシック調・ロココ調)が今も多く残り受け継がれる。


ダイヤティアラ/FECAROTTA作






SDA 
SALON D'ALIKA / サロン・ド・アリカ 京都


関連記事
柿右衛門とマイセンの色彩進化/一四代酒井田柿右衛門 談

 17c初めドイツのザクセンでのアウスレッツ城にてアウグスト強王のもと日本の伊万里焼きを模写する形で、磁器生産がヨーロッパで初めて行われた。
その後の約320年。マイセンと伊万里の柿右衛門はどのような道を歩み今日至るのか?
色彩感を中心に、14代酒井田柿右衛門さんがテレビにて。説明されました。

素地の余白に「趣を求める」(柿右衛門談)。


柿右衛門 日本の美意識。

わびさび。土壌の(素地)の素材感。質感。を大切にする。

素地の白さとの対比配分が東洋と西洋では考えが違う。

柿右衛門の絵付けは艶がある(柿右衛門談)。トロットしている。中間色に日本の文化や面白さがある。(柿右衛門談)
同色の濃淡の中に立体感や栄枯を表現できる色彩。
色彩を「べた塗り」しない為に、素地の白は余白を表す。
素地の色変化を計算し色彩を表現する。



マイセンの美
マイセン繊細さ。明暗の明示。
時代や流行りを表す新鮮で純粋な色は時代を描写。
マイセン(西洋)の色は、軽快で明るい。きれい。曇りがない。濃淡がない。(柿右衛門談)
同じ朱を表すにも鉄の色みを感じがない。造形が彫像的であるがため、色彩は部分を示すものである。
素地は、カオリンと呼ばれ粘り気がある粘土質。焼きあがると優しさと品格のある白を表現する。




もしかしたら、ケンドラーの創造があまりに強かったため色彩学がDEVELOP発展しなかったのではないか?
そんな300年前からの姉妹関係にある西と東の磁器窯の進化に思いをふけるのであった。
関連記事