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ナポリ


春のナポリを旅する機会を得た。

この地区は、貝に彫刻をする宝石(カメオ彫り)工芸が19世紀にイギリスに広まり有名となった。
カメオを見つける旅。何とも優雅な響きか?
しかし実際は、時間に追われ時差にやられてどうにもならない。少しばかりの贅沢は、朝5時に起きて街をジョギングすること位か。

ナポリの友人と街を歩く。
友人は相当なおぼっちゃまである。普通は緊急車以外は立ち入れないところも、通行許可書を持っている。資金力と政治力はこの街では絶対の力を与える(笑)。

坊ちゃんとサンゴと真珠の歴史を学ぶ。
1900年より神戸とナポリは文化的に友好関係にあり、日本から土佐のサンゴ、御木本さんの養殖真珠。その他ジャポニズムに沸くヨーロッパでは多くのMADE IN JAPAN がにんきをはくした。

NHK朝の連ドラ「カーネーション」のコシノ3姉妹のお母さんは大正2年生まれとなるからそれより前の着物の頃の話である。
桜もその頃SAKURAとして伝わったとのこと。
3月、ナポリの街はピンクの旗を立て「IN THE PINK 元気で調子がいい」とSAKURAをねぎらう。

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SAKURA PENDANT

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KANDY COLLECTION 入荷

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ようやく弊社の紅茶コレクションCEYLON KANDY TEA訳して "KANDY(キャンディー)" の復活を記念して、宝石イベントコレクションが誕生いたしました。


●TRICK OR TREAT♪

18金イエロー、ホワイト、ピンクの地金に、シュガーロフカットの半貴石をおしゃれに施しました。

紅茶の名前にちなんでキャンディーに見立てたデザインです。

カジュアルに遊び心を宝石に!楽しんでください。

なんとか、ハロウィンに間に合った。


『 KANDYをくれないと悪さするぞ! 』


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色の組み合わせがかわいい。 k18RG.GREEN QUATZ RING ¥189000-


全国取扱百貨店にて販売いたします。

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北陸地区より戻りました。

今回も多くの方もお会いしお世話になりました。大変ありがとうございました。

また、可能な限りですが「宝飾業界のトピックを紹介したい」と始めたこのブログにも少しずつお声をかけていただけるようになってまいりました。
本当に感謝いたしております。

これからもALIKAグループみんな探究心をもち、世界中を旅して驚きをお届けしたいと思っております。

フィレンゼ 
フィレンツェの街/FIRENZE ITALY


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マエストロ MEINI氏来日のおしらせ
来年度2月半ばより2週間を予定いたします

MEINI1.jpg 蔦の文様「長寿」をダイヤと施したリング/MEINI FIRENZE作

●フィレンツェの伝統工芸
イタリアはフィレンツェからローマにかけての山岳地帯には紀元前より金に細工を施し装飾や印としていた。

フィレンツェはベッキオ橋の上に宝石商人の小屋がならび観光客の目を楽しませるのは有名な話。金細工の文化が早くより発展し、多くの彫金家が工房を開く。フィレンツェは『金の街』である。
その昔はミケランッジュロやボッティチェリなども彫金師であった、いうなれば金細工師はこの街の文化だけでなく、現在の物理や化学にまで密接に影響を与えている。

●MAESTRO MEINI
この街にて、完全ハンドメイドにて作品づくりを行っている作家MEINI氏。
一族は、ノミやカンナを器用に使い18金の堅い物質を重い通りに変形させ宝飾品を作る。

ここが匠LOGO 
日本にも古くより”透かし”と呼ばれる宝飾の表現方法は存在するが、実際手に取ってみると型で成形された網目模様に18金を流し込んでいる物がほとんど、単調なものが多い。
その点、イタリアのマエストロは縦と横の黄金比率やノミの当て方によって変わるうねりの角度等も正確に表現の方法として計算される。日本の装飾とは全く違ったものであることを付け加える。

実際工房に尋ね彫金師の手をみると、親指や中指の骨の形がノミの柄が当たる事により痛々しく変形している。タコや魚の目もこの調金の難しさを表せている。
文化が残るとは、長い時間、努力や大きな犠牲を陰で払っている者がいる事を存分に分からせてくれる。
このMEINI氏の作品はその偉大な功績を引き継いでいる物である。


●企画概要
今回はお客様のお使いになられていない宝石を、この伝統を継承するメイニ氏が、リフォーム彫金する企画を来年度2月半ばより2週間開催する運びとなりました。私どもは、作家と共に全国を回りこの貴重な技術を皆さんに見てもらう機会となればと考えております。
もしご興味がございましたら、お近くの代理店をご紹介いたします。

ぜひご参加ください。


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今日も紅茶のお話し。

最近は、紅茶にうつつを抜かしている。
インドアッサム産の新茶を手に入れた。これは、師匠であるアンセルムさんの茶葉ではないのでこっそり試飲するべし。
インド産の茶葉は遠くは中国の茶の紅茶用に改良のされたものとなる。発酵を途中でやめると中国茶、そしてさらに進めると紅茶となる。緑茶は発酵をしないもの。やっぱり中国の歴史は古い。

今の時期の新茶は夏に取れるセカンドフラッシュといわれる若茶。今日の物はその新しい葉が銀色に輝くことから”シルバーチップ”と呼ばれる部分が多く含まれる贅沢な品となる。

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本当は春と夏に茶葉が刈られるのであるが、「ファーストフラッシュが春。セカンドフラッシュが秋。」とのこと。日本の商習慣は上手に出来ている。(笑)

飲んでみる。ほー。シルバーチップだけだと味があまりしないがこの茶葉は甘いのがよくわかる。苦みが少なく後味が素晴らしい。砂糖を入れると野暮になるな。本当に紅茶を味わうと抱き合わせのレモンやケーキなどが疎ましく思うことがある。
最近ファットになってきた小生には嬉しい。

ほー。ほのかに香る蜜の味がボーと時間を飲みこんでゆく。
何物にも代えがたい豊かな時間。

秋の京は、コオロギの合唱と紅茶の香りに更けていく。

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今回は、イタリアジュエリーのサロンドアリカではなく、セイロンキャンディー紅茶の話です。

 セイロンキャンディー紅茶に合う生姜を求めて

高知安田に「輝ポート」地場産業の紹介場がある。ここは、昔の市場のようなところ。自分の出し物を並べ、近所の方の出し物を買ういわば「物々交換による地域コミュニティ」の場となっている。しっかりと自然の色が残る鮮魚や土の匂いのする野菜、総菜が所狭しとならぶ。小生のように他の地区から訪れた者にとっては新鮮さとそのスケールに肝を冷やす。
おおこの間の馬路村のゆずhttp://alika00.blog86.fc2.com/blog-entry-121.html)シリーズもしっかりと勢ぞろい…
コンビニが近くにない分、ここは昼間限定のコンビニだ。木造の立派な建物も地の方が立てたのであればなおうれしい。
今回の高知渡航で求めようと思っていた新鮮な高知産の生姜は?あるある。生姜は高知県産が日本の生産のおおかたを占めるのだ。ここで手に入れればまちがいはない...
しかし、こういう野菜畑のようなところを歩くのは苦手だ。スーパーにて買い物をすることに慣れていないので、照れ隠しではないが、腕組みしてしまう。傍から見れば大男が腕組をしてのそのそと店を歩く絵は、寄せ付けないものがあるかもしれないな...
ここでは、生姜入り紅茶の試作研究には最良の食材がある。値段も納得200円か。京都での生姜を思うと考えられないとんでもなく程値打ちのあるものだ。生産者まで記載されている。顔が分かる食べ物は信用ができる。口に入れるものだから最も大事な部分だ。出来る限り品質を紹介することは大切なことだ。
この生姜でうまい紅茶作るなり…
生姜

夜になり。
「安田の生姜」土付いてるが食べてみよう。ガリガリガリ。舌先ではあまり味が分からないが奥のほうに来ると。ツーン。はぁ~。きたきた。しかし、どこか新鮮野菜に見られる奥深く甘い感じもするな。
ジュースもよくでる。みずみずしく清流の水と栄養豊富な大地味がしっかり宿っている。今朝どれの生姜のもつ感覚は、なかなか日がたつと味わえないものだな。
ガリガリガリ。ツーン。癖になる。事故渋滞。ガリガリガリ。口の周りが痛い。生姜の殺菌効果。ぐぅ~お腹も痛くなってきた。食べすぎだ。
車のテールライトのつながりがトイレを遠くする(笑)。

 /セイロンキャンディー紅茶

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ムレスナセイロン社より新茶のサンプルが届いた。

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日付は2011/10/03。まだ積まれて2週間程の新茶ということか。最近は、幻の牛乳を求め全国飲み歩きを趣味としていた為、どうもミルクに注目した飲み方が多かったな。この際断食でもしてミルクを体から干上がらしてでも新茶の味を楽しむかなんて…やっぱり海の向こうの友人の心遣いは気持ちいいのである。

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紅茶の事を良くご存じの方には、「釈迦に説法」となるのであまり歌わないが新茶は若い。みずみずしくすっきりしておりこれから進化していく茶葉君なのだ。いただいた物はやはりほんのり甘く。透明感があり、背筋が伸びる味なのである。後味もうるさくなく日本の緑茶に近い。送り主のアンセルム氏はこの緑茶感覚が年を重ねていく様を楽しのであろう。

スリランカの文化の多くはイギリスの支配下にあった20C前半に確立されている。電気や上下水道。鉄道にゴルフや競馬そして茶文化。本当に贅沢な暮しをもたらしたものだ。
秀吉が茶の精神をもって諸大名を統一ものこの一杯の茶のもたらす感覚とそれがある空間の力か?

まあ、まてまてそんな難しい事は茶を飲んでから考えよう・・・/

CEYLON KANDY TEA
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本日で 予定された四国地方の主張が終了しました
お世話になった皆様お力添えいただいた皆様大変ありがとうございました

こちらはバケツをひっくりかえしたような大雨。
無事変えれるだろうか?
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コロンビア産エメラルド

先月エメラルドの中で大変気に入っていたピースがありました。

コロンビアとは、日本にはあまりなじみのない国ですが、反政府テロが激しく2002年に大統領が変わり対テロ対策が効果を示していると云われているが、コカインや爆弾テロ、誘拐などたまに日本でもニュースに上がってくる。。。
サッカーの試合に勝たせろと選手の誘拐なんかも以前はあった日本の反対に位置する国。

しかし、この国には世界を魅了してやまない宝石が取れます。
エメラルド

コロンビア産のエメラルドの中でもいくつか鉱山がありますが特にムゾー鉱山(MUZO MINE)で取られたの物はよいと定評があります。私は、このコロンビア産のエメラルドが大好きなのです。

ムゾーの特徴は
黄、青みがある緑の石。
もちろん色が薄いもの(淡いゼリーのような色)や、クラりティーインクルージョンが大量に入り込白濁したように見えるものも沢山市場に出回っており、産地名が”信用の証”にはなりませんが。。。。

モース高度も高い石であるため、ラスタ光沢も強く出ますね。。。。

以前ブログ(http://alika00.blog86.fc2.com/blog-entry-114.html
にて紹介しましたが、コロンビアンは奥深い立体感すら感じる緑で、デリケートで繊細なところは本当に凛と背筋が伸びた朝露を覆った竹をイメージさせるにぴったりな感性。

カット
は、色だまりができやすい事から、場所を吟味し研磨されても形がよくない物や色が均一でないものも多くあったりします。

ダイヤモンドのように”4C”で評価をされるのであればこのような感じでしょうか???


厳選されると宝石は1%どころか0.1%を下回る程見つけるのが難しくなるとも云われています。
このコロンビア産。以前は日本に入荷する半数位占めていたと云われますが、近年はアフリカ産のものが多く、タイや香港経由で日本に入ってきます。
実際の流動数は、アメリカで内密に輸入される数が非常に多く(スマグリング)分かりませんが。
クオリティーはコロンビアンのトッピンは天下一です。

価格??それはご想像にお任せいたします。
価格は、エメラルドは先月のダイヤの価格が落ち着きだしたころから少し値上がりしたと聞きました。

何より、自然が生み出した芸術は世界の全ての人を魅了するものであります。

また、良い出物を紹介することが出来ること祈りながら。。。

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今年も京都三大祭りの時代祭が開催されます。

10月22日

時代祭 

京都御所建礼門前を出発、烏丸通、御池通、河原町通、三条通から平安神宮まで4.5キロ間に一大時代絵巻を展開する。


時代祭2


今年は、五山の送り火の際被災地の薪を燃やすのそうでないので大変ご迷惑をおかけいたしましたので、ぜひ被災地の方々に見に来てほしいのが市民の心情です。

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2011.10.08 東北出張終了
3月11日の震災より少し敬遠しておりました東北地区の出張を再開いたしました。
今回も多くの方々にお世話になり感謝いたします。ありがとうございました。
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マネッティー氏のブドウペンダントです。

ブドウはイタリアでも『子宝に恵まれるように』という希望をこめてつけられます。

このペンダントは、フィレンツェのエナメル彩。ダイヤモンドとルビーにてモチーフを作っています。
葉っぱはメディチ・ルネッサンス様式のエングレーヴィングにて表現しており、円熟味を増したマネッティーさんの作品となります。

素晴らしい仕上がりとなり日本に入荷いたしました。
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清水会長とムレスナセイロン社長アンセルム氏とのあいだで打ち合わせされてきた紅茶缶のデザインがようやく決定しました!
到着しましたらいち早くブログにて、皆様にご紹介致します。
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今日は、やっとお休み取れました。

京都市美術館で開催されています
「フェルメールからのラブレター展」に伺いました。
フェルメール作は「手紙を読む青衣の女」「手紙を書く女」「手紙を書く女と召使」の3枚。その他は、オランダ作家の作品が並んでおりました。

フェルメールの「蒼」は鉱物のラピスラズリをけずって作られます。
私が思いつくラピスの蒼は平山郁夫先生の砂漠の夜空の情景。少し紫がかった青はラピス、恐らくアフガンのラピスの特徴です。幻想的な夜空の色を表現しています。
(~~)。。。宝石やの強みです。

深みのあるその日常の情景を語りかけるフェルメールの「蒼」はむしろその反対の表情を見せます。
普段着の素材感はやはりフェルメールの色彩マジックがもたらすものですね。ロシア産かな?
しかし、美しいです。圧倒される質感です。

10月16日迄です。
ぜひ足をお運びになってください。

手紙を読む青衣の女 


京都市美術館
〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町124(岡崎公園内)
075-771-4107

  • 地下鉄東西線「東山」駅下車徒歩10分
  • 市バス5系統、32系統、46系統、100系統で「京都会館美術館前」下車すぐ

アクセス詳細(京都市美術館ホームページ)



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高知県馬路村

2011-09-30 18.09.23 

「ごっくん」という名のゆずジュースが全国でも注目されるようになった馬路は、全国でもいち早くゆずの加工食品を販売にとりかかった。
JAが中心となり若者から高齢者まで村を挙げてこの製品にかけてきたことが、成功の秘訣。

この成功の秘訣と今話題の台風による和歌山県で起きている地滑りによる村の破壊とは、大きな関係があると馬路のI様から伺いました。
あまり台風の多くない地域では商業主義が先行し、お金になる針葉樹林を30年ほど前に植林した。30年たったいま人工的に作られた針葉樹林の山は、根の短背の高い木に覆われいったん台風に襲われると、地滑りが発生するそうです。

山が一番強い状態は、針葉樹もあり、広葉樹もある。小さな雑草も生い茂り、その中で生き物が成長している。長年育ってきた自然は、一番現代に適した状態の物が残っている。それが人間にとって一番大切なものであり、一番の宝物である。
この考え方を村人は皆しっており、台風の通り道である馬路村が有機栽培にこだわりそして「ごっくん」が誕生するのは必然であった。

2011-09-30 16.25.37 
11月から収穫時期がスタートするゆずシーズンまで1カ月。


地に足がついていないバブル時代からリーマンショックの不況を味わった日本がもう一度足元を見る時期にこの馬路村のこだわりが消費者の心に届いた結果。
考え深いお話でした。

2011-09-30 18.13.26
 ゆず加工所

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