ヤイヤイ鳴いていたセミもいつの間にか気にならなくなっている。
こんにちは清水です。
そうはいってもまだまだあつい暑い日が続きますので今日は涼しげな美しいジュエリーでも眺めましょう。18KWG/YG.TOURMALINE.DIA.PENDANT
ブラジル産トルマリン
ブラジル産のトルマリンには、緑から青の色をしたものが産出されます。
天然鉱物にて色や形は一つとして同じ個体はないのですが、グリーンとブルーそれにブラジル産出鉱物の特徴である銅とマンガンによる蛍光性とトルマリンの強い照りがあいまったネオンカラーが人気あります。

この個体は、ネオンというよりパステルカラーのブルー。
海のように深いブルーというより、少しミルクが入った空のブルーを思い浮かべます。
この色味は特にパライバ州産の特徴で他に代用できる宝石がないため希少性も高くなります。
※どうしても写真にて色が上手く伝えれていない際はご了承下さいました
フィレンツェ彫「サテン調」でのフィニッシュ
このサテンとカボッションカットの宝石との相性はとても良い。

コロコロとした仕上がりが、よりカジュアルに見える。横から見るとこの様な感じ。
石留のイエローも程よいアクセントとなっております。
金細工も色々な技術がございますが、この表面を傷をつけてフィニシュするエングレービングという技術は上品な仕上がりとなる。
このジュエリーを眺める度に、フローレンス郊外のオリーブ畑が続く山の陵からうかがう澄んだ空を思い出すだろう。
ALIKACOLLECTION
FIND ME
【Official WEB】https://bit.ly/3guw4rR
【Shop】https://bit.ly/3i65Hcd
【instagram】https://bit.ly/31hZTpi
【Blog】https://amba.to/2Dkja1b
【the royal order】https://bit.ly/30nej8g
- 関連記事
-
- フローレンスの伝統工芸にて歴史の壮大さを感じる
- フローレンス郊外のオリーブ畑が続く山の陵からうかがう澄んだ空色のトルマリンペンダント
- ダイヤモンド (後編)
色の違いが臭いの違いなのかと小さい頃は色紙を食べてみたりもした。私はいつも赤が好きだったような記憶がある。
Florence fun
山に囲まれた盆地の街フィレンツェは京都と同じく夏は暑い
扇子は世界各国で目にしてきたが、フィレンツェの扇子はどことなく和の匂いがする。
ALIKACOLLECTION/アリカコレクションのロゴはこのように入る予定だが出来上がりはまた後日報告。
それより何より、この扇子もイタリア人の手作りなので、予定以上に時間がかかりそう。
暑い盛りにある9月のALIKACOLLECTIONに無事間に合ってくれれば良いのだが…いつものイタリア人気質が出てこない事を願う。
ALIKACOLLECTION 2020 AUTUMN KYOTO
日程は2020年9月9日(水)・10日(木)
今年も『ALIKACOLLECTION 2020 AUTUMN KYOTO』を開催する運びとなりました。今日はこの内容はこれだけ。
(Official WEBの準備ができましたら詳細内容は改めて後日ご案内いたします)
中止となりました。(8/7記載)
紙の匂いに感謝
紙は素材の草や水、顔料によって発色が変わる。その街の環境や文化を持って作られるので、紙の香りを嗅ぐと訪れたその街を思い出す。
「フィレンツェの人々が自分達の宝物として大切に守り、 ほとんどのものが世界文化遺産として我々の目に直接語りかけています。私達はこの豊かな街で生まれその歴史を今に伝える宝飾品を輸入し続け 日本の皆様に紹介出来ることを幸せであると感じております」
~MESSAGEはALIKACOLLECTION 創始者の言葉~より
この仕事をしていると、長い年月の中で作り上げられてきた他国と日本との文化違いを良くも悪くも楽しみながら、ご案内出来ることを心から幸福に感じる。
アリカコレクションのご案内するものからも、紙の匂いの様に独特の匂いを感じていただけるよう、これからも日々努めていきたい。
FIND ME
【Official WEB】https://bit.ly/3guw4rR
【instagram】https://bit.ly/31hZTpi
【Official Blog】https://amba.to/2Dkja1b
- 関連記事
-
- フィレンツェの木彫ピラニア
- フィレンツェ紙の匂い /フィレンツェ扇子
- 20年続けてわかった!海外で宝飾リフォームオーダーをする10の良い部分と悪い部分
K18WG.DIA.PENDANT
Made in Firenze ITALY
2020年2月。有名百貨店にて 「The Royal order Fair」を展開しました。
この企画は、イタリアフィレンツェの著名彫金家 LORENZO氏を日本に招待し、お客様の所有する宝石を見せていただき、その場でリフォーム提案。
ご注文いただいた後輸出。加工は、お客様の宝石をフィレンツェ/イタリアの工房にて行います。
某百貨店のバイヤーは特選ブランドにはない伝統工芸の温かさを感じるとして、作品をVIPのお客様にみていただきたいと特選ブランドブースを特別に作成しVIP向け展示会を行い賑わった。
リフォームは熟練した彫金師の感覚が求められる
通常、ヨーロッパの美術宝飾品は、デザインにこだわる為、デザイン設計に合わせた石をカットし色彩も揃える。
一方、アジアの宝飾品は宝石のカットや大きさをそのままで作品作りをすることが多い。
再販の為、宝石の原価を重んじるからだ。
その為、宝石の元の形からデザインを考えたり今時の流行りのデザインを優先すると、宝石とデザインとがどことなく合わず野暮ったくなることがある。
デザインに対しての対価をどう考えるか?という欧州とアジアの文化の違いもこの企画の問題のひとつである。
そういう意味では、今回の「the royal order」はお客様のご要望の宝石を整形せずに出来上がりデザインの提案を合致させるという、アジア的な発想の物作りをヨーロッパの技術で作る事になる。その中で、しっかりと伝統文化の足跡を残す事にことのほか苦労した。
熟練した経験に基づく設計と造り込み、お客様とのしっかりとした打ち合わせが必要となるからだ。
日本によくあるデザインではない物を。
このピンク色の宝石を所有のお婆さまはお孫様にプレゼントするという事で、この展示会にご参加されました。
「シンプルで長く使える物をお求めになりたい」との事でした。
よくある国内のリフォームは、型枠を作り、型枠に溶解した金を溶かし込み、成型した地金枠の宝石をその上に乗せる。最近ではだいぶ見かけなくなったが、本で出来上がりのサンプルから空枠選びその上にリフォームの石を乗せるものもある。
効率的で間違いの少ない選択であるが、このお客様には「日本によくあるデザインでないもの…」という希望から、フィレンツェ様式の加工を提案しました。
フィレンツェ様式の加工は、金を彫るエングレービングという技術で加工を進める。
よく聞くカメオというのは、陽刻彫を示す言葉で人の顔や風景を浮き出させる技術であるが、このフィレンツェ様式は陰刻彫として掘り下げる事で立体を作成する。
紋様もフィレンツェのよく使われる紋様にもいくつかある。
伝統的な絵柄である「蔦の紋様/エデラ文様」の紋様を施したペンダントをお選びになられました。
打ち合わせの折に、宝石からデザインを瞬時に描き上げられた。
イタリアにて製品を加工を請けるということの難しさ
もうかれこれ15年位「the royal order」は続いている。
お客様の大事にしている宝石を海外にて加工するものにて、しっかりとした日本ならではの納品力が求められる。
それ故に、あづかった宝石の安否や出来上がりジュエリーの仕上がり具合にはいつも気をつける。お客様のご意志を強く反映するために何度もやり直しすることもある。
イタリアに彫金作家も共に15年成長してきた。
それが出来なかったら、ここまで継続はしなかった。
ルネッサンス期より、脈々と受け継がれてきたフィレンツェ様式の伝統工芸により、お婆さまからのプレゼントは、何年もお孫様の胸元で光続けてくれる物となったと希望します。
『ALIKACOLLECTION 2020 DIAMOND 開催中』
お問合せ
全国にございますお客様ご指定の代理店にてサンプル品を確認いただけます。
お問い合わせは こちら まで
FIND ME
【Official WEB】https://bit.ly/3guw4rR
【Shop】https://bit.ly/3i65Hcd
【instagram】https://bit.ly/31hZTpi
【Blog】https://amba.to/2Dkja1b
【the royal order】 https://bit.ly/30nej8g
最後になりましたが
この度はいつもよりお時間がかかり、お待たせしております。
深くお詫び申し上げます。
- 関連記事
-
- “イタリアらしさ”を感じる宝石箱
- フローレンスの伝統工芸にて歴史の壮大さを感じる
- フローレンス郊外のオリーブ畑が続く山の陵からうかがう澄んだ空色のトルマリンペンダント

平素は格別のお引き立てにあづかり厚く御礼申し上げます。
皆様暑い日が続きますが如何お過ごしでしょうか?
お世話になっております方々にもなかなか伺う事が容易ではない今日ではございますが、私どもスタッフ一同元気にやっております。
今は社内取決めで、海外出張には出れませんが、動画・写真、メールやチャット等今どきの伝達手段を駆使し、お客様のロイヤルオーダー品の検品や新作の確認注文等、現地友人を頼りに新しいものをお届けすべく邁進しております。
この時期になると、ベニスの運河にかかるリアルト橋を渡ると、ドブ臭いニオイに「あーイタリアに来たんだ!」とやってたのが懐かしい。
あれやこれやデザイナーとケンカしもって秀逸品を日本へ輸入した頃を思い出しながら、まだまだ未熟ですが映像をまとめてみました。
また早く旅に出て世界の逸品をお届けしたいと感じる所存でございます。
今後ともご愛顧の程お願い申し上げます。
ブログサイト上から失礼いたします。
- 関連記事
-
- マスクの袋
- 残暑お見舞い申し上げます。
- ダイヤモンド忘備録 (前編)