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ムレスナセイロン社にてテスティング。

紅茶の味は、産地や茶葉の環境ごとに違います。

紅茶の味を選別するにはたくさんの紅茶を飲むテスティングを行うことにより、一番うまい茶葉を探します。


●今回行ったのは、オランダのバイヤーとノリタケ社のえらいさん。

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左)ノリタケ社長。中)副社長。右)ムレスナセイロン社アンセルム社長


テスティング方法;ずらっとこの日は100種程の茶を並べ一つ一つ飲み比べた。

1)サッキング
大匙のスプーンで紅茶をすくい。ずーっと音を立て空気と共に吸い込む。

2)下の表面で味を確かめる。飲まない。

3)唾を吐くように全て吐き出す。

このような作業をリズムよく素早く舌で感じるようにすすめる。

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●茶葉には採取され、選別された順にOPやFBOP等と呼ばれるの等級に分けられる。

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これらはディンブラ地区産 OP、BOP

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産地や茶の大きさによって色もさまざま。

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ゴールデンチップと呼ばれる高級茶葉。

こうしてその時期一番旨い組み合わせをし、Ceylon Kandy Tea のブラックティーは作られます。


最近の茶葉市場;この産地でも農園をブランド化して利益を挙げようとするドイツや日本の企業が多く価格を吊り上げる競合もおおい。

インド産ダージリンやスリランカ産ウバといった茶葉は、農園名で恐ろしい価格がついたりします。

しかし、今回旅をして良く見かけたのはその地区の同じ農園でも南を向いたり北を向いて太陽に背を向けていたり、同じ農園内でもスコールが降っていたりいなかったり。ミネラルの多い土が集まっていたりそうでなかったり。。。
全然環境が違うわけなのです。

つまり、茶葉の出来は、その農園内でも大部違うものなのです。こういったテスティングを実際し気にいった物を口にする事の大切さは宝石同様、ブランド名だけでは語れないものであり、名前に踊らされ高い買い物をしている場合も多いととアンセルム氏はいっていた。

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