宝石屋でやってますねん。
- 2012/05/24
- 22:58
ALIKA COLLECTION 2012 Early Summer in 京都グランビアホテル無事終了いたしました。
今回も多くの方がたにお越しいただき、多くのコレクションを発表することができました。
GF
実はこの展示会。私にはどうしてもやりたいことがあった…
いつも現会長(実の父)は、お客さんから「ALIKAの催事に参加すると面白いものが何か見つかる。」と云ってもらえる。この事が何よりのALIKAの原動力であり未来なのだと話すのだ。
ところが長年お付き合いいただいているお客様のひとりが残念にも、私の選ぶ最近の商品は…と前回洩らされていたのだ。
たしかに、リーマンショック以降日本の宝飾マーケットは大きな物や高価なものは売れにくくなっている…
大地震が起き、いくつかの産業は壊滅的な打撃を受けている。百貨店もなかなかの状況。
だから売りやすい物を集めるようになっていた。
でも、くやしかった…仕入れが受け身になっており本来進むべきコンセプトがぶれているように感じていたので。
創始者より環境がそろっているのに負けてなるものか。
だから、今回そのお客様が来場され、まじまじとそれこそ何度も何度も会場を歩かれそして一言…
私はこのGIOVANNIさんの作った作品がほしいのだが…。
!(⌒‐⌒)
何でもそうですが、人に出会い、助けられ、大きくなるのだ。
また今回うれしかった事がありました。
十数年前。私が初めて百貨店の外商にて催事に参加する際いろいろ教えていただいた今治大丸元社長榎本氏が来場されました。
氏はその場を濁すようなサラリーマンが多い中。仕事の中で自分を表現する正義心の塊のような方で、風当たりが強ければ強いほど燃える百貨店マンでした。
持論はかなりするどく学ばれたマーケティングがある。
「今は沢山の物があふれる世の中で、スーパーブランドの名前だけで物を手にする時代はもう過ぎ。お客様は本当に良い物を求めている。それだけ日本は欧米化し豊かになったのだ」と唱えられた。
値引きでも、ダイヤの大きさを競うわけでもない。しかし、小売店は目先の薄い販売に怠け。
お客さんが成長せず、マーケットが死んで行っている。
この洞察は現場を回る私も同意見で、「物の中で如何に素晴らしいものか?」を伝える力。少なくとも沢山のコレクションを所有するお客さんには、その経験。学問。が求められている。そのソフトの部分が商品なんだ。
今回榎本氏とお会いし、その当時のぎらぎらした目を爛々と輝かせながらかたる人生を掛けた百貨店マンの生きざまを感じ。
イタリアに固執しやっている我々に賛同いただけたことなどが何よりの収穫となり自信になりました。
また、明日から一日一日精進するのみだ。

展示会にてマンダリン生演奏井上氏
今回も多くの方がたにお越しいただき、多くのコレクションを発表することができました。

GF
実はこの展示会。私にはどうしてもやりたいことがあった…
いつも現会長(実の父)は、お客さんから「ALIKAの催事に参加すると面白いものが何か見つかる。」と云ってもらえる。この事が何よりのALIKAの原動力であり未来なのだと話すのだ。
ところが長年お付き合いいただいているお客様のひとりが残念にも、私の選ぶ最近の商品は…と前回洩らされていたのだ。
たしかに、リーマンショック以降日本の宝飾マーケットは大きな物や高価なものは売れにくくなっている…
大地震が起き、いくつかの産業は壊滅的な打撃を受けている。百貨店もなかなかの状況。
だから売りやすい物を集めるようになっていた。
でも、くやしかった…仕入れが受け身になっており本来進むべきコンセプトがぶれているように感じていたので。
創始者より環境がそろっているのに負けてなるものか。
だから、今回そのお客様が来場され、まじまじとそれこそ何度も何度も会場を歩かれそして一言…
私はこのGIOVANNIさんの作った作品がほしいのだが…。
!(⌒‐⌒)
何でもそうですが、人に出会い、助けられ、大きくなるのだ。
また今回うれしかった事がありました。
十数年前。私が初めて百貨店の外商にて催事に参加する際いろいろ教えていただいた今治大丸元社長榎本氏が来場されました。
氏はその場を濁すようなサラリーマンが多い中。仕事の中で自分を表現する正義心の塊のような方で、風当たりが強ければ強いほど燃える百貨店マンでした。
持論はかなりするどく学ばれたマーケティングがある。
「今は沢山の物があふれる世の中で、スーパーブランドの名前だけで物を手にする時代はもう過ぎ。お客様は本当に良い物を求めている。それだけ日本は欧米化し豊かになったのだ」と唱えられた。
値引きでも、ダイヤの大きさを競うわけでもない。しかし、小売店は目先の薄い販売に怠け。
お客さんが成長せず、マーケットが死んで行っている。
この洞察は現場を回る私も同意見で、「物の中で如何に素晴らしいものか?」を伝える力。少なくとも沢山のコレクションを所有するお客さんには、その経験。学問。が求められている。そのソフトの部分が商品なんだ。
今回榎本氏とお会いし、その当時のぎらぎらした目を爛々と輝かせながらかたる人生を掛けた百貨店マンの生きざまを感じ。
イタリアに固執しやっている我々に賛同いただけたことなどが何よりの収穫となり自信になりました。
また、明日から一日一日精進するのみだ。

展示会にてマンダリン生演奏井上氏