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中国バブルの終焉とダイヤモンド価格

「香港の宝飾品販売店軒並み業績悪化。それに連鎖される不動産高騰による賃料の上昇」


昨年9月香港の知人より景気が良くないと聞かされていた。


確かに香港のあちこちにある高級時計宝飾店には、2010年、11年頃では中国本土からの買い物客にて店の中があふれか

えっている姿をよく見かけ中国の経済力に目を疑うほどだった。

当時は小生の知人の古美術卸にも、大金をトランクに入れて買いに来る中国人も多くいたという。


高級宝飾・時計業界は中国本土のバブルにより価格の影響を受けてきていたのだ。
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●メレーダイヤの価格の推移

この価格はメレーダイヤの価格に大きくあらわされている。

2001年よりDTC(デビアス関連のセールス部の関連企業略称)はダイヤモンドの原石価格を公示しなくなっているのだが、


あるダイヤモンド卸商の論評によると
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2009年 3月の価格を1として基準にすると

ちょうど中国バブルがあった2011年12月は、高級メレーダイヤに2.8の評価が付いたという。


中国でのダイヤモンドの需要が想定した供給量より多く価格が高騰していたのだ。

民主党政権下。

日本は円安の真っただ中であったので、風当たりは弱く商社が円安と価格コントロールを行っていた為あまりに影響を感じなかった。

しかし、2012年半ばより金の高騰が始まり、同時にダイヤモンドの価格が落ち着く現象が起こる。

2013年始めには1.5という指標になっている。

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動産的価値を見い出す品質の良いダイヤが、特に影響を受けるようだ。



LOGO_20121224225248.jpg SALON D'ALIKA LIMITED/サロン・ド・アリカ京都

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