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勿忘草(FORGET ME NOT FLOWER)


なんて切ない響きなのでしょう。
歌手尾崎豊さんの曲でも表現された。
切なく、控え目な野花。勿忘草。。。
この花をモチーフにした宝石デザインにもすてきな物語が伝えられています。


FORGET ME NOT TOSSINI  
”FORGET ME NOT FLOWERS”
GIMOR/MILANO作 




侵略戦争を繰り返したナポレオン死後、フランスは改めブルボン王政を復活させました。
19世紀初め。荒廃したヨーロッパ中から、安定した平和や平凡といった生活を求めるセンチメント(情感)を求める美術感が広がりだします。


この頃イギリスは、ジョージアン~ヴィクトリア時代と呼ばれた時期。
ジュエリーデザインにもこのセンチメンタルを求める事が流行ります。
ファッションアイコンであったイギリスヴィクトリア女王は、"庭園文化"を小さな宝石の中に求め、花咲く庭園”安らぎ”を見出します。





GIMOR FLOWER 
 ”TOURMALINE with Forget me not flowers”
Gimor MILANO作


この、美術感はこの時代の強烈なファッションの象徴であった女王により広く世界で広まります。



ROSE TOSSINI  
”ROSE” TOSSINI作

そして今日でも、多くの女性の心をとらえて離さない物となっています。


庭園モチーフ例(参考)

バラ "愛"
野バラ  "自発的な愛"
オークの葉 "力強さ"
どんぐりとオレンジの花    "多産への願い"
蔦         常に常緑 "愛着。末長い。長寿"
パンジ  ”お互いへの思いやり”
アザミ   ”生命力、エネルギ”
を示し愛されていた。


BASKET  
"FLOWER BASKET"
Ruby,Sapphire,Diamond,Lapis,
FECAROTTA ITALY 作
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