訃報の報告

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かすかに香る紹興の香り…
住職の故人を想う説法…
瞑想の中、で手を合わせた。
駆け出しの頃、失敗しても失敗しても起きあがるのであだ名は「ダルマ」だったそうだ。
正義感が強く燃える様な個性は、間違っている事は絶対に拒否した。
自分の良いと思うものを徹底的に学び自信を持って突き進む姿は、取引先であろうが、お客様であろうが自分の考えを通した。
営業としては不器用で京都職人の様な気質であったが、それだけ分お客様からは慕われ、取引先に煙たがられることもあった。
段々と小さくなる鐘の余韻…
故人への感謝やこれからの誓いを思い起こす時間は、誰にも邪魔されない真空パックに覆われたような時間…
何も憂鬱な事もなく、純粋無垢な時間が過ぎた…
スリランカで起業した故人は、ジャフナでエビの養殖を始めた。
スリランカの民族衣装を身に纏ったスリランカ人の中に背広にドロップ型のサングラスをかけた異様な故人の写真が残っている。
セイロン紅茶では、人に裏切られ大損をしたとよく笑い草を聞かされた。
その後、時代を先読みしヨーロッパの古美術と宝飾を扱う様になる。
先見の眼と多くの友人との出会いから晩年の商いに花が咲いた。
商売は人と人」が口癖

走馬灯の様に流れた時間の回想が終る。
生前よりスリランカの海に散骨を希望していた。親父落ち着いたら行こうな。
岡崎の桜は散り、東山の木々は初夏の日差しの中、緑が眩しい日だった。
ALIKACOLLECTION 創始者清水正男は、2021/4/29、商社マンとして生涯を全うした。
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