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2011.09.01
コンクパールの話
コンク、コンシェ、コンチ、、、ピンク色をした天然真珠の名前をさします。
この、光沢の美しい真珠はアメリカカリブ海からフロリダにかけてのみ生息する大きな巻貝から取れる真珠です。
コンクパールは昔より大変稀少な品であったため、アンティーク市場にもあまり出回りません。
一方、コンク貝は、16世紀の大航海時代のスペイン、ポルトガルが中南米に進出した頃、現地人の食用としてこの美しい貝は認識されていましたが宝飾としては登場いたしません。
そして19世紀ごろになり、粉末にしたコンク貝の粉にて磁器の顔料として使われることにより注目を集めます。やがてコンク貝殻の上下にて白ピンクの2層になっている部分をうまく利用して、カメオ彫りされた物に人気が集まり市場に出回るようになりました。
ハスバー二/MILANO 作
k18WG.DIA.コンク貝 PENDANT
この真珠、現在でも養殖出来るものでないため産出は謎めいています。そういった稀少性と燃えるようなびんく色がコレクターをいつの時代にもひきつけるようです。
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